森のようちえん ぴっぱら

自然と人とふれあって生きる その人らしさが芽生えていく おとなもこどもも共に育ち合う 鷹栖の森のようちえん

地盤補強工事

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地盤の補強工事が終わりました。巨大なドリルで穴をあけ、そこに砂利をつめこみます。これで、30本以上の杭ができます。ハイスピード工法というそうです。杭を入れるのではなく、穴を掘って砂利を入れて突き固めることで、地盤の弱いところに砂利が流れて行って強度が出るというものらしいです。普通の杭打ちより、少し安いそうです。

 

 

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整地と遣方

整地と遣方

21、22日とかけて、整地と遣方(実際の建物位置を決めるための目印つけ)が行われました。
 建物としては、最後まで残っていたカワゴンの作ったモバイルハウス(動く家)も、4個ついていたキャスターがしっかり生きていたので、重機で引っ張り出し、まさしくゴロゴロ動かすことが出来ました。
 ここに引っ越してきた時に、旭川駅の裏に積んであった1本500円で買ってきた幅広の枕木も外され、キレイに積まれました。
 29日には、地盤補強工事が入り、8月から基礎工事が始まる予定です。

 ぴっぱら新拠点づくり、いよいよ、はじまりました。

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キラキラと輝いていました

ぴっぱら通信NO455より転載
    ぴっぱらが始まった時のお母さん
              いくらかおりちゃん記
キラキラと輝いていました

 久しぶりのようちえんぴっぱら。ゆきが卒園して2年半、知っている子は少ないので、私は少し緊張していた。子どもたちは一緒に遊んでくれるかな?私は受け入れてもらえるかな?そんな不安を持ちながら1日が始まった。
 Tとyとパレットヒルズへ向かう途中、二人と歩きながら、自分が日々身につけてしまっている「よけいなもの」をぬぎすてる。いらないのだ。そして、k、Rとげんごろうやエビを捕りながら、子どもに戻ってゆく。

 クワの実はTの案内で6本の木をはしごして食べた。お昼ごはん。持参したちょっと固い酵素玄米を「これ固いのよ」となのに一口あげると、その後、「固いの」とNは何口それを嬉しそうに食べただろう。午後、Rmのつみきはアートでした。小さかったYKやTSが、こんなにお兄さんに子供たちの底抜けのおもしろさに感心し、笑い、尊敬し、幸せをもらいました。一日じゃ足りないこれ感想です(笑)

 そして、出会った母たちの美しい事。子育て真っただ中の美しさ。キラキラと輝いていました。苦しかったり、迷ったり、不安だったり、自分を責めたり、余裕なんかどこにもなくて、いっぱいで、ギュッてなって。小さい人たちとの日々。

 こんなに幸せなのに、日々揺れてる自分がいる。私はそうでした。そんな自分と重ね合わせて、胸が熱くなりました。それでいい。だから、美しい。今を生きている!「あなたはあなたのままでいい」そう言ってくれるぴっぱらで、自分にうそなく、自分を許して、大切にして、自分になっていく。めいっぱい『今』を味わってくださいね。幸せな時間をありがとうございました。又、会える日まで。

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旧ぴっぱら小屋がなくなって、新しい物語が始まりました。

土曜日に、ぴっぱら小屋の最後の解体をしました。最初にお礼をして、一本づつ、屋根の梁や柱を抜いてゆき、最後の一本の柱を抜くところで記念写真を撮りました。古材をみんなで担いで運び、旧ぴっぱら小屋の材料は、まとめられ、ブルーシートの下に保管されました。ぴっぱらを始めた時の、枕木のテラスだけになりました。さて、又、物語が始まりました。

 

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ぴっぱら小屋とのお別れと解体はじまるよ

昨日は、小学生ぴっぱら!小学生もぴっぱら小屋とのお別れ!一枚づつ、壁の板をはずしました。帰りのミーティング後には、みんなでぴっぱら小屋を手をつないで囲みました。そのまま、「ぴっぱらはじまるよ~の歌」を歌って、歌いながらグルグル回って、最後に「ぴっぱら小屋ありがとう~!」と、叫びました。小学生たちとも記念写真撮れてよかったね。
いよいよ、解体始まりました。壁の取り外しと、その後は、屋根のポリカーボネイトはがし。
今日、7日は、本格的に始まります。

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クラウドファンディングに協力いただいた皆様へ

4,572,789円のご支援をいただきました
今日からぴっぱら小屋の解体が始まります

クラウドファンディングに協力いただいた皆様へ                
             森のようちえん ぴっぱら代表
                     松下 理香子

朝から小雨が降りだし、なんとなくソワソワしながら準備を始めたあの日。2010年の5月にぴっぱらが始まりました。自宅周辺の田んぼのあぜ道や野山をお散歩して、帰って来たら、薪でおかずと汁物を作ってご飯を食べて解散。そんなシンプルな予定が決まっているだけでした。夫の工房のスタッフ達が雨を凌ぐためのシートを張ってくれてみんなを迎える準備が整い、ソワソワした気持ちを落ち着かせるために、いつの間にか薪に火をつけていました。到着した親子が火のそばにやって来て、みんなで火を見ながらこれからどうするか相談してお散歩が始まる。こども達はそれぞれカエルを見つけたり、走ったり、ジーっと座って何かを見つけていたり、誰かがつくしを摘みだしたらみんなでそれが始まったり。こどものペースでゆっくり歩くって、こんなに気持ちいいんだと思ったことが、私のぴっぱらの原点になっています。

 小雨の中、ゆっくりお散歩して、みんなでつくしのはかまを取ってきんぴらと豚汁、よもぎ団子を作ってお昼ご飯を食べておしまい。誰かが「今日が雨降りでよかったね」の言葉にみんなでうなずき合って、ホワーンと幸せな空気が漂った初回。たった週一回から始まったこの時間は宝物が一杯見つかる時間でした。家にいるとイライラするけれど、外にいるだけでいつもよりゆったりした気分でいられたり、他のお母さんやこどもと付き合うことで、自分の中の何かがほどけたり。何より、みんなで野菜を刻んで、薪に火をつけてご飯を作って食べるって楽しい!

 4組の親子から始まったぴっぱらは口コミで少しづつ増え続け、一緒に働きたいという若者も3人集まり、4年目から週4日、5年目から週5日のようちえんへと進化してきました。そもそも、お母さんが気を楽に子育てできる場づくりをしたいと30代から思い続け、自宅で親子で来られるカフェを始め、親子料理教室をしたりなど、そこで出会ったお母さん達と子育てにまつわる話をするうちに、もっとこの人達と深く関わりたいという気持ちが強まって行きました。たまたま知った、園舎を持たない「森のようちえん」というスタイルがフィットしてぴっぱらが始まりました。

 お母さんもこどもも、みんなそれぞれのペースで生きて行く。それは簡単なことじゃないですよね。周囲の目を気にして生きづらくなったり、私って「すぐ怒っちゃう」「ダメな母親」と自分にどんどんレッテルをつけていってしまう。自分以外の人はなんだかうまくできているように見えてしまいます。10代からずっと自分がどうやって生きて行くか、どんな職業に就くか、いわば自己実現のために生きてきたのに、我が子とはいえ、トイレに一人で行くこともままならないような、自分じゃない誰かのためにほとんどの時間を費やすことに脳をシフトチェンジするには時間がかかります。幼児期は親がこどものことを知って行く、そして親となった自分のことを知って行く時間なのかもしれません。つらいことが一杯起こるけれど、その時間がその後の互いの人生にとって、最大に大事な時間だとわが身を振り返っても思います。その大事な時間を、どこで、どんな価値観の人達と過ごすかでもその後の人生、子育て観が変わってくると思います。

 ぴっぱらは大人もこどもも助け合い、人の気持ちも、自分の気持ちも大事にし合いながらみんなで育ち合う場所です。こどものこと、自分の生き方、家族のこと、人間関係、うまくいかなければまたそこからやり直せばいい。一杯考えて、でもそれ以上に一杯感じて腑に落ちて行く。その繰り返しの中で、また今日もやってみようと思える場や人との関係性がそこにある。そういう場作りをこれからも一緒にしませんかという想いでいます。

「幼児教育無償化」という政策で思いもしない選択をすることになりました。なんだか似合わないな~どうなるのだろうとも思います。でもこの場が、この文化が続いて行くために必要な選択だと思っています。世の中の流れはどうであれ、自分の生き方は自分で決める。それはとても勇気のいることだけれど、こどもも大人も自分の人生を切り開いて行ってほしいと思います。今回のクラウドファンディングで予想以上のお金が集まりました。たくさんの方にご支援を頂き、感謝の気持ちで一杯です。それと共に、お金を集める目標とは別に、応援や共感の言葉を沢山頂きました。今まで知る機会がなかった想いを頂いたことが、強い励ましとなってまた新たな始まりを歩んで行こうという気持ちを後押しして頂きました。ここからまた困難なこと、乗り越えなければならないことも多々あると思いますが、これからのぴっぱらもどうぞ見守って下さい。皆様、本当にありがとうございました。

画像に含まれている可能性があるもの:17人、、松下音次郎さん、湯本 赦頼さん、加藤 詩子さん、川原 允さん、中井 貴子さん、Yo-ko Kita Shimizuさんなど、、スマイル、空、屋外f:id:pipparanomori:20190706082241j:plain

 

 

子ども達はいつも前を向いている‼ 

 


今日からぴっぱら小屋の解体が始まります。

小学生ぴっぱら通信NO153号より転載
             小ぴ母 おのゆうこ

子ども達はいつも前を向いている‼ 

ずいぶん先と思っていた7月があっという間に来てしまいました。クラウドファンディング!色んな皆様のお気持ちが集まって素晴らしい成果がありましたね(*^^*)すごいなぁ~ぴっぱらの持つ力をまたまた感じています。スタッフ、周りで盛り上げて下さった皆様ありがとうございました。6月22日の小ぴ、雨のふる1日でしたがいつもながら楽しく過ごしました。改めて子ども達すごいなぁ~って出来事を伝えたい私です。
  朝のミーティング。いっぱい話を聞きたいスタッフに、遊びたい子ども達…しゃべりたい子だっているから、その日、その時で色んな様子がありますが、なんだか22日のミーティング、素敵でした。まず、釣りが好きなはるとがホッケ釣りの絵本を持参。かわごんが読み聞かせてくれました。ミーティングが面倒で将棋しながらの子ども達も、海に出て行く話と、力強い絵に思わず見とれたり。絵本ってすごいなぁ。そして、ちょっと遅れてきたそうたろう。白樺とお別れが悔しくて怒りながら小屋に入ってくる…。気持ちを聞き出すかわごんに寄り添うじゅんき。そうだよね。大好きな樹が切られちゃうのは悔しいよね。そんな気持ちをストレートに表せる事に感動。わたしも一緒に悔しくなるよ。

 りかさんから、大事なお話。「森の小屋が家事になりました」「森は燃えなかった?」「良かった~」「大切な小屋だったのに、お泊まり会泊まる場所なくなっちゃうよ」「そしたら、小屋作らなくっちゃ」みんなで小屋を作りたいとしばらく盛り上がり。クラウドファンディング祭りも中止になった事、残念だったよね、と話した後も、新しい小屋の話になり、「隙間風も、雨漏りもなくなっちゃう」「ぴっぱらの歌と違っちゃう」「こうよう3番作ったから、また、新しい歌作ろう!」大人は過去の失敗や未来の不安に備えて色んな事を心配しちゃったりするけれど、今を生きている子ども達、いつも前を向いているんだな。清々しいなぁ~と見習いたくなったミーティングでした。

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