森のようちえん ぴっぱら

自然と人とふれあって生きる その人らしさが芽生えていく おとなもこどもも共に育ち合う 鷹栖の森のようちえん

先週の6月6日の火事について

 先週の6月6日の午後1時頃、ぴっぱら小屋から500mほど離れたぴっぱら林の中のキットハウスが燃える火事がありました。出火の原因は、蚊取り線香です。
 
 幸い林には誰もいない時の出火でした。先週から、お昼の時間までスタッフと子どもたちは、このぴっぱら林で過ごしています。6日も12時過ぎまでこの林で過ごし、その後お昼を食べるために、ぴっぱら小屋にみんな戻っていたので、林には誰もいませんでした。
 
 林の前を通りかかったお母さんが、「火がみえる」と教えてくれ、隣の家の方と、通りかかった人が119番に通報をしてくれました。知らせを聞いて、走って現場に駆け付けた時には、消防車を待って見守るしかない状況でした。
 
 幸い風もなかったことから、周りの林に延焼することもなく、消防車が来てからは、あっという間に沈火しましたが、キットハウスは使えなくなりました。
 
 その後、スタッフと消防の方との実況検分の結果、虫よけのためにドアにぶら下げていた蚊取り線香のふたが外れていたことが確認できたこと、その火の始末の最終的な確認ができていないこと、出火場所とその蚊取り線香の容器が発見された場所が一致することなどから、蚊取り線香の不始末という結論が出ました。
 
 消防車や消防団の方、警察などが来て一時現場は騒然とし、多くの皆様に不安と心配をおかけしてしまいましたことをこの場でお詫び申し上げます。消防、警察、今回の火事のために対応いただいた皆様ありがとうございました。その後、近所の方など多くの方が心配して訪ねてくれたり、連絡をくれたり、励ましの言葉をいただきました。ありがとうございました。
 
 子どもたちが帰った後、今日のスタッフの動き等を話し合い、出火の原因等について改めて検証、反省をし、今後の対応等を話し合いました。
 
 いつも、ぴっぱらの活動を応援していただいている方、又、今回の火事の話を伝え聞き、心配をしていただいている多くの方に伝わればと思い、ここで報告させていただきました。事後対応に追われブログでの発信が遅くなりましたことお詫び申し上げます。

ぴっぱらの活動と『火』は、根幹にかかわることです。その大切さを胸に活動を続けてゆきたいと思います。今後も、森のようちえんぴっぱらを見守り応援していただけますようよろしくお願いいたします。

          森のようちえん ぴっぱら代表 松下理香子