毎日練習と今年もありがとう
森のようちえんぴっぱら通信NO387から転載
りかこ記
まいにち練習と今年もありがとう
最近ふと思ったこと…結婚って大変だな~。
違う環境で育った二人が好きで共に暮らすことになったとはいえ、違いが一杯。...
そこにこどもが生まれ、また共に新たな違う人を交えての日々。なかなか自分の思い通りにはいかないことばかりが起きて、それは結婚前には味わったことのない、人と人との深いお付き合い。
あ~こんな私でもあきらめずに、あんなあなたでも一緒にいられるのはなぜなんでしょ?許し合ったり、認めあったり、時にあきらめたりしながら、夫婦の距離感、こどもとのつながりを何年もかけて育んでいくのかな?
こども達は日々、人との関わりの中で「仲間にいれたくない」「これはぼくの」と頑なになったり、その度にスタッフがどうしてなのかを一生懸命に聴く。
「聴く」ことで子ども同士、聴いている大人の方にも理解したいという気持ちが自然に生まれる。勿論、理解もできず、やりきれなさが残ることもある。
それでも、とにかく「聴き合う」ことでしか人間関係は育めないと最近、殊更に思う。
うまくできないんだけどね。まいにち練習。
「聴いてもらえる」安心がもっともっと子どもにも大人にも浸透したらいいな~。私「聴いてもらってるかな」私の気持ち「届いてる」かな?先ずは自分の安心からよね。
「あなたと私」、お母さん同士、子どもと、夫婦で(これが一番難しい)そんなことができたらいいな。
気づけば年末、やはり来るんですね。今年も一杯助けてもらいました。ありがとう。新年、またどんなこども達に会えるか楽しみにしています。
スペシャルな昼ご飯
パウダースノーのゲレンデとなる田んぼの雪原
冬の寒さにも少しずつ身体が慣れたようです
ゲレンデのコンディションに合わせて
ソリ、(尻すべり)ソリ、尻すべりとその日にあった滑り方を楽しんでいます。
今日は尻すべりソリ
これがけっこうなスピードで滑れて面白いのです!!
ふーたくさん転がった~
Tは斜面をゴロゴロ転がって遊んでいましたね。
そんなのもありです!!
6日(水)と7日(木)の昼食はスペシャルでした!!
なんと!!
寿司!!!!!
寿司屋さんごっこはとうとう、リアルな世界にも影響を及ぼすのでした。
寿司ネタは漬物・卵焼き・かぼちゃの天ぷら・かき揚げなど
職人のような真剣なまなざしと姿勢で寿司を握る、H。
握りながら、食べるY。
「ぼくがすしやはじめたんだからな~」発起人兼(自称)寿司屋社長のN
寿司屋の利益で建てた(段ボール)ビルに住んでいます。
めちゃめちゃ嬉しそうでした。
寿司屋もそこそこ新しい事業の人形劇に取り組んでいます。
さすが社長、未来を見据える社長、現場を振り回してくれます。笑
「やられたー!!」と苦笑いのりかこさん。
職人たちは皆、食に走り最後はりかこさんがせっせと寿司を握ることに!!
なごむ社長~アルバイト代まだもらえてませんけど~!!!!笑
思いっきり泣いて、笑って、走り出す
【思いっきり泣いて…】
朝、お母さんと離れるのが悲しくて思いっきり泣くY。
たくさん受け止めてもらえたら
思いっきり笑おう
最近、ゆうしの近くにそっといてくれる、H。
「Yトイレ行ったかな~?」なんて話をすると
「あっ、さっきわたしがいったからだいじょうぶ」なんて会話が成り立っているほど
育ちあう2人
ひびきあう2人
【こおりおに、しよ!!】
氷になりそうなくらい寒いけど今日もかわらず、こおりおに
「じゃん…けん…ぽん!」
逃げる3人が決まったようです。
1.2.3…オニが数えている間に
走り出す!!
思いっきり走りだす!!
Rはみんなつかまえられて嬉しそう。
Yはつかまったけれど嬉しそう。
【小屋の中】
薪ストーブを焚いて工作などを楽しむ子もいます。
外で遊んでいたNとRが目を輝かせて帰ってきました。
お腹が空いているわけでもなさそう、寒くもなさそう。
「にんぎょうげきつくって、かえりのミーティングでみせるんだ~」
なにやら外で遊んでいる時に思いついたようです。
夢中なまま作り終え…
帰りにはステージも作り、しっかり披露していました。
題目は『ゴジラ』
ビルなどを壊そうとするゴジラをヘリコプターで追い払うストーリー
みんな喜んでくれてよかったね。
切り紙ではお寿司屋さんも盛り上がっていました。
はさみでカニやエビ、魚を切ってお寿司のネタを作ります。
帰りのミーティングでHとYが
「これからおすしやさんをやるのでたべにきてください」と話していました。
帰り際OPENした、行列のできる寿司屋さん
「いらっしゃいませ~せきは2つしかないんでーす。おくでまっててくださーい」
ごっこ遊びですが無性にお寿司が食べたくなりました。
この言葉は向かい合う2人の間に『間』をつくってくれる感触があります
NPO法人自然スクールトエックから仲本桂子さん(通称:ぷーさん)が徳島へ帰ってからの日々
口癖のようになっている言葉があります。
お好み焼きの3枚目のおかわりをしたいと言ったRに…
折り紙を沢山使いたいはるとに…
ダンプ(除雪道具)を貸したくないHに…
ふとした時に出てくる「相談しよう」という言葉
「ね~相談しよう」
この言葉は向かい合う2人の間に『間』をつくってくれる感触があります。
ぐっと『自分』が前に出ることを止めてくれる間
話が聞きたいということを伝える間
1日に何度も、それこそ口癖のように「相談しよう」と言っている自分に気づきました。
そう言えば、これまで子どもたちとあまり相談できていなかったな~
僕は答えを持って話を聞くことが多かったのかな?
相談しようと言うと、こどもたちは嬉しそうな顔をします。
相談しようという言葉には『信頼』が含まれている。
それが2人の間に素敵な間を作ってくれている気がします。
(折り紙のオルガン王国)
(具よりもソースがお好きなようで…笑)
【1日のはじまりは…】
朝は氷点下になっているぴっぱら小屋
1日のはじまりは火おこしから…
マッチも使い方を覚えれば怖くないようです。
新聞が燃えることを知っているゆうきは火種に新聞紙を選びました!!
3歳児Y。
得意気なウィンクを披露!!
『こどもたちが話を聞いてほしいように見える』というぷーさんの言葉がとても重く響いたということ
11月16日(木)~18日(土)の3日間
NPO法人自然スクールトエックから仲本桂子さん(通称:ぷーさん)が森のようちえんぴっぱらにやってきました。
(※真ん中の白いダウンコートを着た方がぷーさん)
たくさんの気づきがあった3日間
よく噛んで、消化し、体に落とし込むまでblogを更新したいという気持ちが沸かず、今10日ぶりにblogを更新しています。
まず書きたいと思ったことは
『こどもたちが話を聞いてほしいように見える』というぷーさんの言葉がとても重く響いたということ
これまでも「聞く」ということを大切にしてきたと思います。
そういう想いで朝と帰りこどもたちとミーティングも重ねてきました。
でも、ぷーさんには話を聞いて欲しいこどもたちが見えていました。
ミーティングという場はあり、声は間違えなく聞いている。
でも只、聞いている。
言葉をかえれば聞き流すことが多くあったと思います。
最後まで聞こうとしていなかった。
ぷーさんが徳島へ帰った後…
ぴっぱらの日々は続き、その中でもちろんミーティングも続けています。
話している子の目をよく見ている
聞く
聞く
『話し終えた?』
最後には自然とそんな言葉もわいてきます。
聞き終えた感触と話し終えた感触でつながる、丁寧に心を向け、聞けたという感触が今も続いています。
これまで聞けてなかったな~
ミーティングをするときに僕はどうしてもその場の落ち着きが気になっていました。
目の前のこどもよりもその場に
その場がスムーズ進行することに頭が働いていました。
そこにはどこか朝の会をうまくこなすことが保育者としてのスキルであり、評価であるような思い込みが染みついている気がします。
聞く
聞くことはとても難しい。
まだまだきっと、とてもぎこちないのだけれど…
いまは、この感触を大事にしたいと思っています。
僕も光に向かって育とうとする一つの命としてここに存在しているのだと思います。
かわごん
秋が冬になる
いつ積もるかな?
心待ちにしていた雪がようやく降りました。
朝は積雪0cm
チラチラと降りはじめた雪は…
昼過ぎにはこんなに積もっていました。
朝とはまるで違う世界になっていました。
ちなみに昨日のぴっぱら…
11月14日(火)のお散歩にて
みんなで『だるまさんがころんだ』をしている時の写真です。
今日は秋と冬の境目
雪が降る前はあまり外に行こうとしなかった子どもたちでしたが…
雪が積もっているのを見つけると外へ飛び出していきました。
雪が降ったことが本当にうれしそうに見えました。
こどもたちを木の下におびき寄せます。
バッサー!!!!
見事にひっかかってくれました。
その後、おかえしとばかりにたくさんの雪玉が飛んでくるはめになりましたが…
雪が降って外に飛び出していくこどもたちを見て…
ここが大きな集団だったら
外に行ける時間が予め決まっている場所だったら
雪に飛び込むように外へ駆け出す、このまっすぐなエネルギーを静止しないといけないのだろうか?
まっすぐそのままでいい。
ここがこのまっすぐさを子どもの隣にいながら感じて、一緒に飛び出していける場所でよかった。
こんな笑顔が見える場所でよかった。
こどもたちはあそびたい!!
※月に2回の小学生ぴっぱら
朝のミーティングはいつも話もそこそこ…
「ねー!!はやく遊ぼう!!」と身体がウズウズしているみたい。
その言葉の奥に、時には怒りすら伝わってくる。
僕らは話したいわけじゃない遊びたいんだ!!
そんな風に原っぱに駆け出していく。
凸凹した原っぱにゴールだけあるサッカー。
1つのボールをみんなで追いかける。
晴れ間は午前中のひと時でした。
天気予報通り横殴りの暴風とあられのように粒の硬い雪が「ゴー!!」という音を立てて吹き荒れていました。
「ぴっぱら小屋壊れそうだね」
「むしろ壊れないのが不思議なくらいだ」
ゴゴゴゴゴ―
度々、屋根が風を受け悲鳴をあげていました。
そんな日は小屋の中での遊びが面白い。
ベイゴマ
編み物
リースも作っていました。
粘土遊び
粘土をこねて器を作っていました。
おやつ作り
クッキーを作っているそうです。
もっとざっくり作るのかと思えば意外としっかり計量して慎重に作っていました。
段ボールオーブンに入れて焼きました。
160℃で焼きたかったそうです。
「やばい!!400℃になってるぞ!!」(小2)
!?
表記『40.0℃』
くんくん…
おーいいにおいする!!
160℃で10分ほどで焼きあがったそうです。
作る前から「つくった人だけで食べる!!」と宣言していました。
満足そう
しかし!!クッキーにメープルシロップをドボドボ…
!?
作る過程の綿密な計量は何だったんだ?
…っていうか?使い過ぎだろう!!
勿体ないと思うぞー!!
最後、僕と子どもたちでもめたことは隠し味のスパイスということで…(笑)
他にはべっこう飴も作っていました。
砂糖を水で溶き、煮詰めて冷やす。
単純に見えますが火加減や火からあげるタイミング。
飴づくりもコツがいりますね~
そして、やっぱり外へ遊びに行きたい子どもたち
風に飛び込み
身体いっぱい風を受けとめる
いててててー!!
横殴りのあられも身体で受け止める?
「わたし、ひさしぶりにこうやってあそんだー!!あーわたし病みあがりだったんだー(笑)」(小1)
夕方、そんな一言が印象的だったとスタッフのじゅんきが教えてくれました。
帰りのミーティング
「きょうはあんまり外にいけなくてつまんなかった~」と話していました。
言葉の割には満足そうな顔をしているように見えましたが…
こどもたちはまだまだ遊びたい