森のようちえん ぴっぱら

自然と人とふれあって生きる その人らしさが芽生えていく おとなもこどもも共に育ち合う 鷹栖の森のようちえん

ぴっぱらにもオニが来た

それは2月2日金曜日のこと…

樹氷が美しい穏やかな朝

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スタッフじゅんきは氷点下20度でどのくらいの間唄ってられるのか挑戦していました。

朝のミーティングではオニが来ることが伝えられ…

それが11時ごろだということも伝えられました。

去年は『海苔巻き』をあげたら引き上げていったことを覚えていた子どもたちは今年は「『お茶』を用意しよう!!」と提案してくれました。

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後ろの要塞は、鬼が来た時に隠れる家だそうです。(笑)

 

さあ、鬼が現れました!!

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ぴっぱらにやってくる唯一のキャラクター!!鬼!!

 

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あのねー

おとなをさがしてねー

やっと、りかさんがいてねー

こうして「わるいこはいませんよーわるいこはいませんよー」っていってたの!!

小さい子には相当怖かったようですね!!

 

ひとしきり暴れまわった鬼は用意されていたお菓子とお茶を食べてくれました。

 

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たくさんの子が隠れていました。

大きい子もやっぱり怖かったようですね。

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お茶を飲むと鬼は和やかに記念撮影にも応じてくれました。(笑)

来年も来るからな~

 

そう言って鬼は鬼の世界へ帰っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光の世界に一瞬でこころを奪われた

昨日から林へ歩こうとこどもたちを誘っていたのですが、今朝のミーティングでは「えーいきたくない!」という声もちらほら…

でも今日は行きたい!!

林に行ったら気持ちいい、そんな確信がありました。

「そんな簡単に断らないでくれよ~!」と僕の林へ行きたい思いと「やだ!」と突き返される淋しさがあることを伝えると、しぶしぶ歩き出すこどもたち。

 

そんなこどもたちも田んぼにできた雪原を見た瞬間…

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「ひかりのくにだー!!」と一瞬にして心を奪われていました。

それからのこどもたちの歩くスピードの速いこと速いこと…

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歩き出したら、あっという間にあんなところまで。

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林の手前で待っているこどもたち追いつくのが大変でした。

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夏は水路となっているこんな場所も雪で埋まっています。

 

「くまのあしあとだー!!」

「あっちにいこう!!」

「あれはなんだ?」

 

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林に入るとこどもたちの何かを感じ、想像する力が覚醒したように、元気いっぱい探索して歩き回っていました。f:id:pipparanomori:20180201232656j:plain行先はこどもたちが決めました。

足がむくまま、気の向くまま…

 

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動物の足跡を追いかけるこどもたち

大人が事前に考えた目的地とは真逆の場所へ歩き出していました。笑

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林を抜けるとまた雪原

 

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最後は手ごろな坂を見つけ、ソリ遊びを楽しんでいました。

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13時頃お腹ペコペコで小屋に帰るとお母さんたちが餃子を作ってくれていました。

f:id:pipparanomori:20180201225715j:plain皮から作ったという餃子はモチモチしていてとてもおいしかったです。

 

昼食後、帰る間際の20分で家づくりが始まりました。

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3人で協力して家を作っていきます。

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2階建ての素敵な家ができていました。

 

夕方のじゃれあい。

 

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 こうやってじゃれあっている時間も僕は大好きです。

 

こんな寒いのに毎日子どもたちは外で遊んでいます

倒木に積もった雪の山

雪の重みで曲がった枝でできたトンネル

凹凸のある林の中は子どもの「おもしろい」と感じる感性に引っかかるものが沢山ある気がします。

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いろんなところで遊びがうまれていきます。

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毎日のように林に行きたい。

そんな気持ちにさせられます・

 

 

おやつ作りは男の子も好きなのです。

 

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焼くのもお手のもの?

勢いよくひっくり返しました!!

 

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おー!!ぎりぎり鉄板にのっかりました!!

レーズン入りホットケーキの出来上がり~

 

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氷点下10度の外でも料理?

 

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雪でオーブンを作ります。

板を持ってきて段をつけると、いよいよオーブンに見えてきました。

 

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気温が低すぎると雪が固まりません。

そんな日は積もった雪の表面が固くなっています。

のこぎりで雪を削るといろいろな形ができて面白い。

パンやケーキを雪オーブンで焼きました。

 

身体が冷えてくると…

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ぴっぱら小屋がにぎわいます!!

手作りすごろく、紙工作、奥ではお寿司屋さんごっこ

 

 

帰りのミーティングではスタッフのまりちゃんが手作り紙芝居を披露してくれました。

 

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子どもたちに人気、雪だるまシリーズ!!

 

1月25日のお昼ご飯

お母さんたちがかき揚げを作ってくれました~

 

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とてもおいしかったです

1月21日お餅つき

新春のお餅つき

小学生~乳児まで総勢63名の方が集まりました。

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石臼と木臼で一度に1升ずつ、2升の餅がつけます

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今年は合わせて5升の餅をつきました

 

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ついた餅はすぐに丸められ、きなこ、しょうゆ、大根、ごまといろんな味付けがされていきます。

 

氷点下の野外、

餅をちぎってくれてありがとう!!

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温められた雑煮やお汁粉も食べ放題!!

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汁物も野外であたためます。

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寒い野外では器を出すのも大変なので、みんな素手でつまみます。(笑)

 

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ゆっくり食べたい人はぴっぱら小屋へ

 

3升目からは子どもたちは遊び戻っていきました。

 

 

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だるまさんがころんだが始まったり…雪中サッカー、そり遊び。

 

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花より団子、団子より遊ぶこと

 

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いつもと違うことのひとつは…『お父さん』がたくさんいるということ。

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良く見ると足にも、しがみついていますね。(笑)

そして、一緒に遊んでいるのは我が子ではありません。

 

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ぴっぱらのお餅つきは餅をつきながら今年の抱負を叫びます。

 

みんなのお願いが今年も叶いますように!!

 

ここで叫ぶと叶うことが多いようです。

 

身体と心のチャンネルがあっていく

長い冬休みが終わり、森のようちえんぴっぱらがはじまりました。

 

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冬の森は静かで、雪が積もると夏とは違った目線で木々に触れることができます。

リスの足跡を見つけたそうです。

 

かまくらで味噌汁をすする。

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美味しかったかな?

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かまくらの天井を掘っていると、大きな塊がグラっととれて天窓ができました。

隙間から見える青空が美しい。

 

かまくらの外では…

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「げいじゅつ」をつくっているそうです。

色の塗り方が素直なのでしょう。

人とは違うやわらかい感覚がそこにはあるように感じます。

 

かまくらの裏…

絵の具で滑るところを塗った『すべりだい』をつくったそうです。

 

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赤い服を着たRは湯たんぽを持っています。

ぴっぱら小屋では、Rはかまくらで昼ご飯が食べられるかみんなに相談してくると言ってかまくらに戻っていきましたが…

なかなか帰ってきません。

 

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ミイラとりがミイラになっていました!!笑

 

お昼ご飯を食べたあと… 

 

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こどもたちだけでサッカーがはじまりました。

女の子チームと男の子チームとに分かれたらしく人数は2対4ですが、不満はないようです。

ゴールが決まると「これで1対2だ!!」なんて…

すっかり試合になっていました。

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こどもだけで遊ぶ姿がたくましく

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穏やかで調和的な空気が微笑ましい午後のひと時でした。

 

2日間遊んで、すっかり身体と心のチャンネルがあっていく。

 

久しぶりに出逢ったこどもたちはまた少しだけ大きくなっていました。

 

 

 

 

フリーキャンプ(続)

【少し危険なところが楽しいお年頃?】

納屋の屋根にのぼりはじめたこどもたち。

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深雪でソリのすべりが悪く、面白くなかったことからこの屋根すべりが始まったそうです。

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【L字のサッカーコート】

僕が小さかった頃は近所のこどもたちでずーっとサッカーして遊んでたことを思い出しました。

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屋根の上はよい観客席だそうです。

 

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かまくらcafeをオープン】

2日間かけて掘ったかまくらの前で焚火をしてcafeごっこ

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豆乳にメープルシロップを入れて焚火であたためてみました。

これが絶品でした。

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夕焼けの染まる大雪山を見ながら一服

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段ボールオーブンでつくったココアクッキーもふるまわれました。

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心を奪われる景色

【朝】

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女の子の朝

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男の子の朝

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朝起きて、30分ぐらいで缶蹴りをはじめる

 

【僕らのナイター】

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ヘッドライトをつけて暗闇の中を滑る

見守る僕らはドキドキ…

 

【自由研究~】

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 自由研究終わらないと遊べない!!らしい…

「やらなければならないこと」と向き合う時間。

うーん、冬休みの宿題はどうにかならないものか?

 

衣食住を共にする大家族のような2泊3日。

フリーキャンプ、それは自分にかえるお泊まり会。

 

かわごん

 

-18℃の世界

2018年のあそびはじめは小学生のフリーキャンプとなりました。

 

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20名程度のこどもたちが11日-13日まで2泊3日を過ごしました。

フリーキャンプは一人ひとりのやりたいことからはじまるキャンプ。

 

自由はとても魅力的ですが、自由を使いこなすのは難しい。

「ねーやることないよ~」なんて声もちらほら聞こえてきます。

 

自分にゆっくりかえる時間。

フリーキャンプはそんな時間だという手ごたえがありました。 

 

大人も自分にかえる。 

僕のやりたかったことの一つが裏山の探検!!

誘ってみると5名の男の子が一緒に歩くことになりました。

 

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スノーシューをはいていざ出発です!!

どこを歩くか、どこまで行くかは決めずに歩きだす。

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林の中…道を作りながら歩く、歩いた場所が道となる。

 

除雪でたまった雪山も魅力的!!

 

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「ぼうけんみたいな、あぶないところにいきたい!!」 らしい…

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苦労しながら、崖のぼり

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まっすぐ歩くよりくねくね歩く方が楽だそうです。

 

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あの林を抜ければ山頂です。

そこが目的地となりました。

 

山頂手前でコガラの死骸が…

 

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足跡がないことから大型の鳥に食べられたことに…

キツネやウサギの足跡

鳥の声

少し山に入るだけで、境界線を越え動物の世界にお邪魔していることに気づきます。

12時半に出発して15時頃山頂に到着!!

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あたたかいお茶が身に沁みます。

 

山の日暮れは早く

15時を過ぎると薄暗く感じました。

 

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帰り道、赤く色づく大雪山がとても綺麗でした。

 

16時半ごろぴっぱら小屋に到着!!

 晩御飯がとても美味しく感じました。

 

それでもまだまだ遊びは続く…夜の缶蹴り、ナイターと称した夜のそり…

 

そんなお話もまた後日UPします。

 

かわごん