大自然が魅力の北海道で「森のようちえん」は更に広がりをみせそうです。
6月14日(金)夜6時半頃、どさんこワイドで、「森のようちえんぴっぱら」の事が紹介されました。
虫捕りをしたり、鬼ごっこをしたり、自然の中で子供を育てる『森のようちえん』が道内でも広がりを見せています。一日中屋外で遊んで過ごす森のようちえんの魅力を探ります。
セミの声が響く森の中に子どもたちがやってきました。旭川の隣町、鷹栖町の『森のようちえん』です。遊具で遊んだり、木登りをしたり、なんだかとっても楽しそう。
園児がそろうと、焚き火を囲んでミーティングです。今日一日、何をするか子どもたち自身が考えます。決まった時間割はありません。鍋を抱えた女の子、何をするのかというと、お料理ゴッコです。『何つくってるの?』『お餅』
そして、男の子たちは、近くの公園へ向かいました。早速セミをつかまえました。「セミどこで泣いてると思う。ここだよ」今度は、みんなでオニごっこ。2歳から6歳までのこども、およそ20人が通う『森のようちえん』一日中、屋外で遊びながら過ごします。
その頃、森の近くにある建物では、スタッフと母親がお昼ご飯を作っていました。ジャガイモやニンジン、トマトなどを入れてじっくり煮込みます。この日のメニューは、野菜の煮込み料理と、トマトとみそ汁です。
めいっぱい遊んだ子供たちは、お腹ぺっこぺこ。自分たちでご飯をよそって、口いっぱいに頬ぼります。
おや、午後になって雨が降ってきました。それでも、子どもたちは外を駆け回ります。運動会や発表会などはなく、一年中自然の中で過ごします。
およそ、50年前に北欧のデンマークで生まれた森のようちえん。自然豊かな森や林の中で遊ばせて育てる幼児教育です。道内にも16か所以上開設され、ここ数年広がりを見せています。
代表の松下さんです。のびのびと子育てをできる場所を作りたいと、5年前に『森のようちえん』を始めました。『大人から教えるってことはほとんどなくって、自然の中にいると、子どもたちは自分で面白いことを見つけて行って、自主性とか社会性とか協調性とか自然に育ってゆくということですね』
花と土でケーキを作っていたのは、中込祐樹君です。午後3時過ぎ、母親の葵さんが迎えに来ました。幼稚園から旭川の自宅まで、片道およそ30分かかりますが、自然の中で育てたいと、2歳の時から、毎日通わせています。『距離的な抵抗はほとんどなかったです。それくらい、素敵なところです』
すると、いつの間にか、ゆうきくんは夢の中。遊び疲れたのかな。自宅についても、まだ、起きません。一時間後、目が覚めたゆうきくん。梅干しを作る作業を手伝います。家族そろっての夕食。いつも、幼稚園での出来事が話題になります。
『今日、ぴっぱらでどんなことあったの?』『カナヘビ探し、僕捕まえた。一日に1回捕まえる』養護学校の教諭を勤める父親の匡敏さんは、学校教育とは違う森のようちえんの魅力を感じています。『大人の都合には流されない芯の強さをすごく感じる』。
旭川の隣町被害川にも去年、新しい森のようちえんが誕生しました。東川町のNPO法人が設立した企業主導型保育園で、人件費など国から補助されます。
この日は、野生のヨモギを使った団子づくり。白玉粉にヨモギを混ぜ、思い思いの形に団子を作ります。出来た団子は、お湯でゆでて、最後はきな粉をまぶして、完成です。自分で作ったヨモギ団子の味は…。『おいしい』
子のようちえんの定員は8人ですが、入園したいという問い合わせも多く、来年以降定員を増やす予定だと言います。『恵まれた自然の中でこそだて、保育ができるということが、まずはお母さん達にとって望まれていることと思います』
鷹栖町の森のようちえんです。
この日、浦河町の認定こども園の園長が視察に訪れました。森のようちえんを始めたいと考えていると言います。『本当に子ども達のためになるかという視点で(保育を)いちから考え直すきっかけにになるんじゃないかなと』
『大変うれしいですよね。保育者だけじゃなくても、自然の中で遊ぶ面白さをどんどん知ってほしいと思います』遊びの中で、子どもたちを育む森のようちえん。大自然が魅力の北海道で更に広がりをみせそうです。
(キャスター)
今、都会では、子どもたちはとかく遠慮がちに遊ばなくてはいけないんですけど、北海道には森はいっぱいありますからこういうのはいいなと思いますね。
(キャスター)
このスタイルに『教育』という言葉は当てはまらないかもしれませんね。
(キャスター)
そうですね。一見、自由奔放、ほったらかしのように見えるんですけど、これは、元々、デンマーク、教育先進国と言われている北欧のノウハウを持ち込んだものですよね。森のようちえんのフォーラムも毎年開かれるなど保育のノウハウはしっかり共有されているんです。ただ、園舎を持っていませんので、10月から始まる予定の『保育の無償化』の対象にならない所が多いんですよね。その辺り、もう少し、規制緩和をしてほしいと思うんですけど。鷹栖町のようちえんでは、インターネットで寄付を募って園舎を建てる予定だということです
文字おこし おとじろう
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森のようちえんぴっぱらのクラウドファンディングには、返礼品はありません。
でも、応援してくれる絵本作家のあべひろしさんが、絵と詩で応援メッセージを書いてくれました。
これを協力いただいた方に送らせていただくことにしました
森、秋に埋めたドングリを食べわすれた。
春、そこから目が出た。
リスはそのことをわかって貯金をしている。
森は生きるものすべての貯金箱。
森から学び森に帰ろう。
あべ弘士
6月30日の締め切り終了後事業報告と一緒に送らせていただきます。
あべ弘士さんプロフィール:1948年北海道に生まれる。1972年から25年間、旭川市の旭山動物園に勤務。自然に対する知識と愛情に裏打ちされた作品は、自由闊達な線と色の魅力、大らかなユーモアによって多くの読者に愛されている。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞、『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞など。
6月15日(土)の『わくわくLIVE&でみせ』は中止することになりました。
6月15日(土)に行われる予定だった『わくわくLIVE&でみせ』は中止することになりました。
出店、出演にご協力いただいた皆さま、
シェアなどにご協力いただいた皆さま、
参加を楽しみにしてくださった皆さまには
ご心配をお掛けすることになり申し訳ありません。
ここに取り急ぎご案内致しますとともに、
本日まで様々にご協力いただきましたこと
あらためて御礼申し上げます。
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この応援コミュニティページはこれまで通り、
森のようちえんぴっぱらの
クラウドファンディング諸活動に伴走します。
6月末まで引き続き、どうぞよろしくお願い致します。
先週の6月6日の火事について
先週の6月6日の午後1時頃、ぴっぱら小屋から500mほど離れたぴっぱら林の中のキットハウスが燃える火事がありました。出火の原因は、蚊取り線香です。
幸い林には誰もいない時の出火でした。先週から、お昼の時間までスタッフと子どもたちは、このぴっぱら林で過ごしています。6日も12時過ぎまでこの林で過ごし、その後お昼を食べるために、ぴっぱら小屋にみんな戻っていたので、林には誰もいませんでした。
林の前を通りかかったお母さんが、「火がみえる」と教えてくれ、隣の家の方と、通りかかった人が119番に通報をしてくれました。知らせを聞いて、走って現場に駆け付けた時には、消防車を待って見守るしかない状況でした。
幸い風もなかったことから、周りの林に延焼することもなく、消防車が来てからは、あっという間に沈火しましたが、キットハウスは使えなくなりました。
その後、スタッフと消防の方との実況検分の結果、虫よけのためにドアにぶら下げていた蚊取り線香のふたが外れていたことが確認できたこと、その火の始末の最終的な確認ができていないこと、出火場所とその蚊取り線香の容器が発見された場所が一致することなどから、蚊取り線香の不始末という結論が出ました。
消防車や消防団の方、警察などが来て一時現場は騒然とし、多くの皆様に不安と心配をおかけしてしまいましたことをこの場でお詫び申し上げます。消防、警察、今回の火事のために対応いただいた皆様ありがとうございました。その後、近所の方など多くの方が心配して訪ねてくれたり、連絡をくれたり、励ましの言葉をいただきました。ありがとうございました。
子どもたちが帰った後、今日のスタッフの動き等を話し合い、出火の原因等について改めて検証、反省をし、今後の対応等を話し合いました。
いつも、ぴっぱらの活動を応援していただいている方、又、今回の火事の話を伝え聞き、心配をしていただいている多くの方に伝わればと思い、ここで報告させていただきました。事後対応に追われブログでの発信が遅くなりましたことお詫び申し上げます。
ぴっぱらの活動と『火』は、根幹にかかわることです。その大切さを胸に活動を続けてゆきたいと思います。今後も、森のようちえんぴっぱらを見守り応援していただけますようよろしくお願いいたします。
森のようちえん ぴっぱら代表 松下理香子
怪しい人影・・・・か?
今日は 新しい園舎の床を創るたたき職人さんや設計士さん 森のようちえんを知りたくて見学に来てくれた園長先生 と いつもよりたくさんの大人の人がやってきました。
そして・・・・あやしい二人組
午後のお砂場遊びにも一人現れたっ!
ん?インタビューか?
おしらせはまた後日かな
そんなこんなでざわつくかと思ったこどもたちですが、まったくおかまいなしにいつもの通りの生活を送りました。
あっぱれ ぴっぱらのこどもたち